ヴィンテージラグ （トライバルラグ・バクティアリ族）

• アンティーク・ヴィンテージ

当店のセレクトには珍しく綺麗な発色の赤色系のラグですが、
こちらもユニークで装飾性が高い素敵なトライバルラグ。

馬やらくだが荷物を背に乗せるために使われた左右対になった
キャメルバッグを開いたラグにした逸品。
カーペット、スマック、ジジム、キリムの織りが組み合わせられて
繋ぎ合わせられた１枚になっている、ユニークで装飾性の高い
とても貴重な逸品と言えます。

よく見ると、スマック織り部分が上下の外側に、またシンプルなキリムのボーダーが中央部分にあり、
織り方が違うものが組み合わさり、凹凸感が出ていることが分かります。

上下には、袋状にして使うときに、袋をとじるベルトを通す穴の部分も残っています。
スマック織り部分には小さなラクダがつながれて歩いてゆくキャラバンの様子が描かれていて
可愛らしさがあります。

絨毯部分のパイルはしっかり残っています。
全体に日焼けしていて、赤は少しレンガ色に近い色になっています。
端の部分に多少のほつれが見られますが、穴などのダメージはありません。

ソファに合わせてもいいですし、ベッドサイドに敷いても素敵ですね。
アンティークやヴィンテージのテーブルと合わせても。
この1枚で、その部屋のシーンが締り、
空間のグレードを上げてくれます。

一生もので、とても長く使えるラグだと思いますので、大切にお使い頂いて
子供に引き継ぐのも素敵ですし、
次世代へ繋いでいく暮らしの道具としてお勧め致します。


【商品詳細】
品番 : No.4605
素材 : ウール・ヤギ × コットン
年代 : 1920年〜1930年
size : 225cm x 116cm
産地 : イラン南西部・バクティアリ


【お手入れについて】
■普段のお手入れ
　ウールの絨毯やキリムなど手織りのラグの
　一番のお手入れ方法は、掃除機をかけること。
　食べかすや埃、ダニの死骸など、ハウスダストは意外とあります。
　そのハウスダストが空気中に舞うのを防ぐ役目が絨毯やラグです。
　なので絨毯やラグを敷いて生活すること自体が
　そもそも健康の為にもとても良いのです。
　
　舞うことを抑えるということは、絨毯、ラグの上にはあるということなので
　それをこまめに吸ってあげることが一番重要と言えます。

　その際に、ヘッドが高速に回転するタイプの掃除機の場合ヘッドブラシの回転を止めて
　吸引するだけがお勧めです。
　絨毯のパイルや繊維を傷めてしまう場合があります。

　中にはブラシの回転を止める事の出来ないタイプの掃除機もあります。
　回転ブラシを使用する場合は、ヘッドを強く押し当てずにやさしく、
　なるべく短時間でお掃除してあげてください。

　それから、今お掃除ロボットをお使いの方も多いのではないでしょうか？
　お掃除ロボットにはタイプがあると思います。
　吸引か水拭きがあると思いますが、吸引なら大丈夫ですが、
　水拭きですと、絨毯やラグのお掃除には使用しないでください。

　乗り越えられる段差も機種によって違うので
　説明書をご確認の上、お使いください。

　こまめな掃除機掛けでいつも清潔に保つことが大切です。
　これはウールの絨毯、キリムなどの手織りのラグだけではなく
　敷き物全てにおいて大切です。

■お家でできる簡単なクリーニング（部分洗い）
　
　◉水をこぼした場合
　　乾いたタオルや雑巾で水分を吸収させます。
　　あまり熱くない温度のドライヤーを短時間当てて乾かします。
　　（水分を含ませたまま長く置いておくことは良くありません）
　　
　◉コーヒーやジュース、ミルク、アルコール類をこぼした場合
　　ぬるま湯を含んだ雑巾で叩いて汚れをある程度取ります。
　　次に500mlのぬるま湯に中性洗剤を大さじ1杯入れて、
　　汚れた部分をシミが取れるまで拭き取ります。
　　最後に乾いた雑巾で水分を拭き取ってから、ドライヤーで乾かす。（熱風は避ける）

以上の応急処置で取れない場合は、専門のクリーニングをお勧めします。
クリーニングに関しましては、大手のクリーニング店や絨毯専門のクリーニングの業者が
多数ございますので、お近くの業者や料金を見比べながら業者をお探し頂くか、
もしくは、弊店のご紹介でよろしければ、弊店のお取引先の、手織り絨毯専門のクリーニング業者を
ご紹介致しますので、お問い合わせくださいませ。

　◉保管する場合
　　できるだけ湿気の多い所は避けて、時々空気を通すことをお勧めします。
　　季節的に収納する場合は、防虫剤などを入れて、ウールのセーターをしまう時と
　　同じ要領でしまってください。

　　ウールの絨毯やキリムなど手織りのラグは、
　　常に敷いて使うことが最良のお手入れになりますので
　　気にかけてご使用頂いたら、何十年も楽しんで頂けるものです。
　　一生ものだと考えております。
　　大切に使いながら、子供や孫に受け継いでいくのも素敵だと思います。

　　時代を超えて繋いでいく暮らしの道具。